桜乙女と黒侯爵 神隠しの館と指輪の契約 / 清家未森

本の感想, 作者名 さ行清家未森

弟の学費のための親戚の援助を受けるため、烏丸家の別荘に潜入し烏丸の弱みを握るという仕事を引き受けた有紗は、メイドとして別荘に忍び込むが、偶然にも烏丸家当主の息子・京四郎と「指輪」でつながってしまい、有紗が「主」で京四郎が「従者」という関係になってしまう。京四郎は別荘で四年前に起きた謎の令嬢失踪事件を解明仕様としており、有紗も捜査を手伝うこととなるが、そんな中またしても招待客の令嬢が失踪してしまう。

大正ロマン!元気なお嬢様に皮肉屋の青年!

清家さんの新シリーズは、ビーンズのサイトの投票の結果決まったらしい ((らしい、というのはそういうことを実施していることにも気付いておりませんで……最近アンテナ低いです。))大正ロマンでした。元気で正義感の強くて(序盤だし)わりと無茶もする有紗ちゃんが、身代わりとちょっとカブるところがあるかな?とも感じたものの、この手のヒロインは大好き ((ただし、あるラインを超えると苦手))ですし、また冷静で皮肉屋の青年とのテンポのいい掛け合いも楽しく、全般的に非常に楽しい一冊でした。

このお話が「不思議系」の話とは予想してなくて(あらすじもほとんど見ず、事前情報を仕入れず)、こっち方面なのかーといろいろと感心しながら読了。今回はシリーズ1作目、ということでまだまだ登場人物の顔見せの段階で、過去の関係や京四郎さんのお仕事についてもぼやっと提示されて以下続刊、なので続きも楽しみです。

桜乙女と黒侯爵 神隠しの館と指輪の契約
清家未森/ねぎしきょうこ
角川ビーンズ文庫(2014.10)
amazon/honto/BOOKWALKER