ニーナと精霊の扉 白銀の悪魔と薔薇の約束 / 羽倉せい

本の感想, 作者名 は行羽倉せい

双子の姉妹が経営する写真館で住み込みで働き始めたニーナは、現像の依頼をした依頼人が事件に巻き込まれて死亡していることを知る。依頼人の死亡の真相をグラフォードが探っていることを知ったニーナは、グラフォードとともに依頼人が昔いたという孤児院の跡地に向かうが、そこで何者かに襲われる。

レナとリーザの真実にびびってたら最終巻だった件について。

デビュー作シリーズ2冊目にして最終巻。なんだか急いでるなぁ駆け足だなぁと思ってたら完結編でした。うんまあニーナとグラフォードさんのむずむず距離感があからさまに近くなっているこの展開は素晴らしいものでしたし、味方サイドのわいわいぶりは楽しかったのですが、決着ついてない!たぶん大人の事情だけどちょっと残念!という展開でした。

ラスボスポジションの彼についても、ページ数の都合上駆け足ながらも掘り下げられて憎むに憎みきれないところもありますが、やっぱり決着つけて欲しかったなぁ、と。

などと若干もやもやがありますが、、ニーナとグラフォードさんの最後がよいものだったのでいろいろ帳消しで、次の作品も楽しみでうす。

ニーナと精霊の扉 白銀の悪魔と薔薇の約束
羽倉せい/アオイ冬子
角川ビーンズ文庫(2015.06)
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