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宝塚-宙組 / 相続人の肖像

桜木さんのバウ主演公演「相続人の肖像」を観てきました。
英国貴族、ばん、ざい……というような演目で若干感じるもやもやに目をつぶると楽しかったです。

不仲だった父がなくなり、遺産を相続するために数年ぶりに家に戻ったチャーリーと、父の後妻の娘さんとの物語。
父親が亡くなったため反抗期の納めどころを見失ってぶらぶらしていたチャーリーが家に帰っていろいろあって改心して本当の愛を見つけるというお話で、これ着地点はわかるけどどうやってそこまでもっていくのかなーとその辺りが大変興味深かったです。

と難しい話は置いておいて、桜木さんのノーブルさと若さというか不器用さがとてもよいものでした。よいものでした……もちろん立ち居姿が素晴らしいというのはあるのですが、こう、完璧な紳士じゃなくて若干挙動不審になっているところや、どどどど、どうしようという動揺をかくして強がっているところとか、おまえそこは誤魔化せよ!と突っ込みたくなる婚約者への態度とか(ごまかすことのできないその真っ直ぐさがいいものなんですけど)、こう節々に漂う青さが素晴らしいものでした。
素晴らしいといえば、チャーリーの幼なじみのハロルドくんの空気の読まなさがすごかった。ひとりだけキラキラして花しょってた。おねえちゃんのベアトリスも、一番割食っている人だと思うんですがかっこよかった。そこで!その手に持っている!本を投げろ!と思ったりもしましたが、よくこらえたよねぇ。この二人が主役に振り回されっぱなしで不憫で不憫でならないです。

と後から考えたら若干気になるところは多いものの、見ているときは(お芝居の)最後の15分の展開が直視できなくて(直視したけど)、そしてフィナーレのタンゴのかっこよさになんだこれはけしからん!と息をするのを忘れそうになったりしたので、なんやかんやと楽しめたので良かったです。男役同士のタンゴの背徳感はプライスレス。

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