なりゆき斎王の入内6-心の花は咲き出ずる- / 小田菜摘

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

明槻と異母弟の三の宮の仲がこじれたこと心を痛める塔子は、二の宮のちからも借りて三の宮の考えを確認しようとする。そんな中、娘・苑子を明槻に入内させられなかった省子から塔子を屋敷に招待する文が届く。

二の宮さまが爽やかに怪しいな!と思いながら塔子かわいいと悶えてた。

宮中編の完結編。前回、なんというところで!というところで終わっていたのでその辺りが一応スッキリ片付いていてよかったです。政治的なところではまだまだいろいろと渦巻く思惑がありそうですが。
今回は折にふれてダダ漏れの明槻さまの色気、それにドキッとする塔子、超有能な女房・万結ちゃんの誕生、そしてうさんくさい二の宮さまが爽やかに良い人で終わっておかしいい!というところが気になりました。二の宮さまは、あれだけ思わせぶりな布石があるのできっと次以降何かあると思うんだ……そしてそれに明槻が焦るんだ……ただの思わせぶりかもしれないんだけど……(笑)。

なりゆき斎王の入内6-心の花は咲き出ずる-
小田菜摘/凪かすみ
ビーズログ文庫(2015.12)
amazon/honto/BOOKWALKER