シンデレラ伯爵家の靴箱館6 彼方の乙女は愛おしき / 仲村つばき

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

父であるディセント家当主アルヴァからエセルとの結婚は認められないと宣言されたアランは、エデルを社交界デビューさせようとダンスの特訓を始める。そんな中、エデルは母と祖父の墓参りのために故郷に戻るが、そこでレイと再会する。レイから母を生き返らせるために力を貸すことを提案されたエデルだが……

白鳥で大笑いしてたらかなりのクライマックスだった。

シリーズ6巻目、各事件の黒幕だったレイとの最終決戦のお話でもありました。
序盤からアランさんがエデルにダンスを教えるために持ちだした理論(白鳥なりきり論)の相変わらずの斜め上ぶり面白くて、エデルがんばれ……と温かく見守っていたらエデルの里帰りからかなり緊迫した展開になって、エデルもアランも頑張ったなぁと手に汗握る展開の連続でした。アラン父も母も、厳しいながらも面白いところが際立っていて、これはアランさん反動で生真面目にならざるを得ない……と思ってしまいました。

次巻でアランとエデルの関係に決着が着くということですが、まだ最終巻ではないのかな?続きも楽しみです。

シンデレラ伯爵家の靴箱館6 彼方の乙女は愛おしき
仲村つばき/あき
ビーズログ文庫(2015.01)
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