本の感想, 作者名 か行今野緒雪

鸞の王女・孌鳥は弟で次期国王である琲虯の反抗期に頭を悩ましていた。そんな中、父である国王が倒れたという知らせを受けるが肝心な時に琲虯がおらず、あまつさえ孌鳥のもとに琲虯をさらったという盗賊から琲虯を返してほしくば一人で取り返しにこいという伝言まで受けてしまう。琲虯をさらったのは、亞心王と名乗る不思議な青年で、彼と孌鳥は王宮の中で出会ったことがあった。

もうそろそろ来るかなぁ、と思っていたら、切ないお話でした。

本の感想, 作者名 か行今野緒雪

鸞の宰相の次男坊・山樝は、夢の宮から出られないはずの王に見込まれ、お忍びで麓国に行くという王の警護を務めることになる。麓王から花嫁を貰うという鸞の王らしき人物は、月季と名乗るなにやら不思議な少年。山樝は次第に月季に惹かれていき……

いやいやこれはこれは(意訳:おもしろかったです)。

本の感想, 作者名 か行今野緒雪

王宮に出入りする装身具屋は、次代の鸞王と目される青年からとある依頼を受ける。しかし、その依頼を受けられないとする装身具屋は、ある玉珥にまつわるいくつかの物語を青年に語る。

玉珥の不思議な縁の物語。

本の感想, 作者名 か行今野緒雪

十年前に結婚の約束をした鸞王である蒼鷹のもとに嫁いだ萃の王女瑠璃だが、蒼鷹は十年とは別人のように変わっていた。恋愛結婚だと言い張る瑠璃に対し、あくまでも政略結婚だと突き放す蒼鷹。蒼鷹の心変わりには王家のある秘密が隠されていた。

これは悲恋か、悲恋なのか!といろんな意味でドキドキしながら読んでました。

本の感想, 作者名 か行今野緒雪

鸞に滅ぼされた剋の王女は、復讐のために鸞国王昭寧の後宮に入る。機会をつかんで王を手にかけようとした王女だが、あえなく失敗。しかし、王は王女を許し、願いを叶えてくれるなら命を差し出すとまでいいだして……

つかめない王様に振り回される王女様。王道だ……!

本の感想, 作者名 か行今野緒雪

宰相の妹・瑛蘭は、将来の国王と結婚するという神託を受け「幸福の姫君」として大切に育てられていた。そんな彼女の婚約者候補は、前王のふたりの王子希劉と康崚。結婚はまだ少し先と余裕を持っていた瑛蘭だが、早急にどちらか一人を選ばなければいけなくなった瑛蘭の選んだ道は……(竜の見た夢)

何とも切なく、そして幸せなお話。