本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

先日の事件で陰陽師不足に陥った陰陽師寮では、晴明の長男・吉平を陰陽師に昇格させるという話が浮上していた。陰陽師になるのなら吉昌と一緒にと主張する吉平は、後輩たちを特訓することで吉昌の心配事を取り除こうと吉昌、道冬、そして守方らとともに大往生院で再び修行を行う。一方、道冬が留守にする六条の河原院には野党が入り、香炉が盗まれてしまう。

吉平の弟愛が重すぎる。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行瀬川貴次

尼寺でひっそりと暮らす二番目の姉が「踊る茸の精」を見たという話をうっかり宣能に聞かれてしまった宗孝は、宣能とともに件の尼寺に向かうことになる。茸の精の

振り回す宣能さまと振り回される宗孝が相変わらず楽しかったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行瀬川貴次

家柄よし容姿よし性格よしと全部揃っているのに怪異を愛するという欠点を有する左近衛中将・宣能に妙に気に入られているごく平凡な中流貴族・宗孝は、宣能の屋敷を訪れた際に今をときめく4人の中将たちと蹴鞠を楽しむという難易度の高い試練に挑むことになってしまう。

おもしろかった!「額に肉」をいつまで引きずるんだと……(笑)

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行瀬川貴次

十二人の姉を持つ、ごく普通の中流貴族の宗孝はなぜか友人たちと肝試しをすることになってしまい。肝試しの現場でひとり取り残されそこで名門貴族の御曹司・宣能と出会う。宣能に妙に気に入られた宗孝だが、宣能
は「家柄よし器量よし性格よし」の優良株なのに「怪異を好む」という欠点を持っていた。

牛車は爆発しない(笑)

本の感想, お気に入り, 作者名 は行瀬川貴次

後宮で頻発する怪異を治めるために、再び女童の冬路として後宮に上がることになった道冬。しかも今度は「安倍家の遠縁の女房」として、吉平と吉昌までもが潜入捜査をすることになった。

まさかの冬路編完結編(かもしれない)。サブタイトルおかしい……(笑)

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

応天門に巣食った、犬蟲の呪いを取り込んだスズメバチを退治しようと陰陽寮が総出でことにあたろうとするが、スズメバチは暴走し、標的となる姫君たちの元に大移動を始めた。道冬、吉昌、吉平、そして晴明らはそれぞれスズメバチと対峙するが……

蘆屋道満さんが思っていたのとだいぶ違う位置づけだなぁ、と。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

藤原摂関家を追い落とそうとする陰謀が進む中、雲隠れしていた晴明も大納言の姫君の護衛のために戻ってくる。一方、先日の帝と中宮の行幸中に帝と「運命の出会い」を果たしてしまった「冬路」(道冬)は、中宮の要請により冬路として内裏に通うことになってしまう。そんな中、中宮の父である関白の様子がおかしいという情報を得た光栄は、関白の応天門での奇行を目撃する。

だ、だから、冬路は……(違う方面に目覚めそうだ)。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

何者かに襲われた火の宮を救った道冬は、落ち着く間もなく女の童「冬路」として内裏の中宮の呼び出しに応じる。中宮たちに妙にもてなされた「冬路」は、中宮の女房のもとにご機嫌伺いに来ていた陰陽寮の先輩に図らずしも急接近してしまい、身元がバレる危機を何とか乗り越える。更に、火の宮の後見人初雁の御息所の要請を受けて火の宮の外出の護衛を仰せつかった道冬と吉昌は、外出先でトラブルに巻き込まれる。

大臣と綱の先祖子孫愛がネタを通り越してもはや様式美。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

止むに止まれぬ事情で右近の少将が、そして兄から逃げるために吉昌が道冬の家に居候を始める。憧れの先輩と当代きっての貴公子との同居を楽しむ道冬だが、自身の従者と吉昌の会話から詳しく教えられていなかった父の真実を知ってしまう。

畳のヒロインっぷりが怖いほどだ。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

やる気のない陰陽師・安倍晴明のもとに、呪詛問題を解決して欲しいという有力者の依頼が入る。力の強い術者が関係していると踏んだ晴明は、事件の真相を追ううちに蘆屋道満にたどり着く。

うるわしききょうだいあい。