本の感想, 作者名 さ行白洲梓

エンズレイの第二王女アイリーンは、子どものいなかった王妃の側近夫妻の養女となる。実の両親からも養父母からも愛情を注がれて育ったアイリーンだが、初恋の人である姉の婚約者への恋は叶わなかった。そんな中、王女としても養女としても中途半端な立場から前に進もうと、アイリーンは国家に関係なく負傷者や病人を救う「名もなき聖女」としての活動をはじめる。

全般的に女性陣が強いお話。

本の感想, 作者名 さ行白洲梓

王家に嫁ぐべく育てられたルクレツィアは15歳で王太子シメオンに嫁ぐ。程なく国王が崩御したためシメオンが王位を継ぐが、王太子は結婚から一貫してルクレツィアに構うことなく、下働きの少女、マリーを愛し、そしてマリーを側室に迎え入れる。そんな中で5年が過ぎ、隣国に攻めこまれ、シメオンはルクレツィアを残して自害してしまい、ルクレツィアは辺境の地に幽閉される。

評判通り、面白かった!