本の感想, お気に入り, 作者名 さ行西東行

海で暮らす海人の一族に育つワツレンは、大嵐に遭い一族全てを失い一人生き残った。海軍将校のルーザ=ルーザに救われたワツレンは、彼の養子となり王都の「迷宮管理庁」で暮らすことになる。ルーザ=ルーザの親友の助手として忙しい毎日を過ごすワツレンであったが、通常の人には見えないよう隠されている「迷宮」の入り口を見つけてしまい……

すっごくワクワクしながら読んだ!

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行西東行

オパリオンの貴族の娘プルーデンスは年に似合わず論理的に物事を捕らえ、黄金律の美しさについて熱弁するような一風変わった少女。亡くなった祖母の遺品を納めるため、家族で祖母の故郷であるアラニビカ島に向かったプルーデンスは、祖母が残した「鳥の塔」の謎を巡る事件に巻き込まれる。祖母の意思を受け継ぎ塔の謎を解こうとするプルーデンスの相棒は、とてもうさんくさい蒼い衣の詩人ただひとり。他の大人とは違い、プルーデンスを子ども扱いしない詩人にうさんくささを感じながらも信頼のようなものを感じるプルーデンスは……