| 主観と趣味で構成された作品紹介‖マグダミリア シリーズ | 
         
          
            
             
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            ◆ 王の星を戴冠せよ バルビザンデの宝冠 【bk1・amazon】 
            ◆ 永遠は我が王のために ミゼリコルドの聖杖 【bk1・amazon】 
                 (角川ビーンズ文庫文庫・イラスト:椋本夏夜) 
             
              「マグダミリア」のビーンズ文庫復刻版。 
            イラストが刷新され、大幅に加筆修正されています。各巻末には書き下ろしの短編も収録。 | 
          
          
             
             
             
            ◆ マグダミリア I.暁の王の章 / II.宰相の杖の章 
                (角川ティーンズルビー文庫・イラスト:叶嵐) 
             
              パルメニアの若き王・アルフォンスはふてくされていた。なりたくてなった王じゃないのに、侍従のマウリシオにお小言をもらう日々。政に全く興味を示さないわがまま王これ極まり、という毎日を送っていた。 
            そんなある日、王宮を抜け出した街で出会ったのは、キース・ハーレイと名乗るアルフォンスそっくりの旅芸人。それ以来、キースを影武者に仕立て上げてお忍びを満喫するアルフォンスだが、アルフォンスに成り代わろうというキースの裏切りにあい、命を狙われる。 
            そんなアルフォンスと偶然居合わせてしまったアルフォンスの乳兄弟・エミリオ(マウリシオの異母弟でもある)を助けたのはビクターと名乗る新聞記者。ビクターは現在の体制に異を唱えるレジスタンスの首謀者でもあった。 
            最初は街の生活に全くなじまなかったアルフォンスだが、エミリオと共に徐々に庶民の生活に順応していき、現在の貴族制に対する疑問を感じ始める。一方、アルフォンスに成り代わったキースは王としての資質を示し始め、宝剣エヴァリオットを手に取りシングレオ騎士団の指揮権を得るなど徐々に国民の支持も取り付けていく。 
            現在の体制を崩そうとするレジスタンスとして活動する本物の王・アルフォンス、上から改革を目指そうとする偽物の王・キース。二人が再開するのは王宮の地下牢の中だった。 
            一方、アルフォンスのため佞臣を排除しようとするマウリシオはアルフォンスやキースの知らないところで着々と計画を実行に移していた。 
            
             
             
            絶版らしいのでちょっと詳し目にあらすじを書いてみました。 
            高殿さんの記念すべきデビュー作。そして、今現在続いている「パルメニアシリーズ」(というか、あの大陸が舞台のシリーズ)の源流でもあり、そしてたぶん時代的に一番最後の物語と思います。国の体制が変わる様子を描いた作品ですので、すごくスピーディーな展開にどきどき。そして、今のところどのシリーズよりも主人公の「成長」というものがクローズアップされているので、そこんところも読んでいて楽しいというか、、気持ちいいというか。 | 
          
          
            
             
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