2001年12月の本の感想


姫君と婚約者10
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

今回は中編+短編+マンガ。中編では、ガルディアの子供らしい男の子がアリィシアの前に現れ、混乱の渦に。この男の子がもう、なんだか健気でかわいかった。短編はシリス王子の暴走から回りなお話。実は地道なところでせこい手使って頑張ってるんだなぁ、と妙に感心。
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姫君と婚約者9
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

8巻とお話としてはそんなにつながっていませんが、流れはつながっています。この物語、基本的にどこから読んでも差し支えがない(ような気がします)はずです(アリィシアは成長しても、次のお話ではリセットされているから)が、今回はガルディアの心情面を理解するためにも8巻を先に読んで置くことをオススメします。
雲隠れをしたガルディアを追って、魔女ドーランの罠の中に突っ込んでいくアリィシア一行。…、魔女ドーラン、あなたに愛の伝道師の称号を与えてあげたくなりました。いい人だなぁ。
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姫君と婚約者8
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

ガルディアの過去に関係のあるお話。いつもより少し重めの話の展開だったかな?翔翼人の秘密がかいま見られたような。謎が謎を呼ぶなぁ。やっぱり最後はラブラブモード全開でしたが、終わり方がいつもと違って、次を読まなきゃ気が済まないもの。ということで、8巻を読む場合は9巻も一緒に用意しておくが吉。
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姫君と婚約者7
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

私はアリィシアの母親のエリーゼが苦手です。よって、この第7巻はちょっときつかった。なんだか、エリーゼの考え方にあまり共感ができないんですよね。へっぽこ魔法使い見習いの魔法誤作動により、若返ってしまったエリーゼとアリィシアのガルディア争奪戦。今回の言い分はアリィシアの方に理があり、読んでいて久しぶりにアリィシアを応援していました。(以下、脈絡ありません)長女のレイ・レナ姫は苦労性だ。この物語を読んでいて、いつも応援したくなるのはレイ・レナ姫です。きっと、いい女王様になるのでしょう。
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姫君と婚約者6
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

今回はアリィシアにライバル出現。恐ろしくいい性格をしているエルシィズ姫がガルディアに横恋慕。ガルディアはガルディアでアリィシアに誤解される行動をとる。ポップにドロドロ沼の恋愛劇。結構初期にこの物語のカラクリが分かる、かも知れないのですが、それが分かったあともそれなりに楽しめた。ただ、最近歳のせいか、アリィシアのお子さま喧嘩は読んでいてつらいものが…。もっとフレッシュな気分で読まなきゃだめだなぁ。
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姫君と婚約者5
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

三巻あたりで大暴れして、ゴーイングマイウェイを突き通してくれたシリス王子再来。やっぱり前と同じように我が道をいってくれております。今回、アリィシアがずいぶん成長して、すごくいいなぁ、と思いました。それに、さりげなくガルディアは熱いやつだった…。
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姫君と婚約者4
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

姫君と婚約者の第4弾。やっと婚約発表にこぎ着けたアリィシア。ところが、ファクトール侯爵のゴタゴタに巻き込まれて、姉のレイ・レナ姫と体が入れ替わってしまい、そのままで婚約発表にのぞまねばなりません。話を集約しますと、オトメの永遠の夢、ファーストキスがぁ、という内容。なんのかんのいって、ガルディアはアリィシアのこと考えている(…?)し、妙にかっこいいやつだったのでアリィシア、よかったね、というまとまり方。
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クレオパトラの埋葬 薬師寺涼子の怪奇事件簿
田中芳樹・講談社ノベルズ

講談社→光文社→講談社、と出る度毎(?)に出版社が変わっていく薬師寺涼子シリーズ。今回は豪華客船クレオパトラ八世号で事件が起こります。やっぱりコンスタントにおもしろいし、田中節が効いていていいなぁっと。早く他のシリーズの新刊も読みたくなってくるではありませんか!いつもより出番が少なかった岸田君、しかしながらいつもより活躍しております。そして今回ほぼ初めて(じゃないかな?)、涼子の泉田君以外の部下が出てきてます。マリちゃんがいい(^^ゞ このシリーズは、垣野内さんの美しいイラストがこれまたいいんですよね。
巻数を重ねるごとに、悪役がへちょくなっていくように思うのは私だけだろうか?創竜伝よりも政治批判が少ないので読みやすいや(創竜伝ももちろん好きです)。
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キャプテン・ラスト
一条理希・集英社スーパーファンタジー文庫

今回は水中戦。敵役の人がなんだか恐いです(涙)。今回は総帥も頑張られております。やっぱりドキドキの連続で、目が離せませんでした。それにしても、水城財閥の開発するスーパーレスキューツール(勝手に命名)って便利だなぁ。
暮崎さんの秘密やら、裏でうごめく悪の秘密結社(勝手に決めつけ)のような存在もちらほら見えてきて今後が気になる展開。悪の秘密結社ってどことなくいい響きだと思いません?
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ヴァンパイア・パニック
一条理希・集英社スーパーファンタジー文庫

水城財閥の特殊救助隊のメンバーとなった鷹森恭平の通う高校に、突如として謎の吸血コウモリが大量襲来。学園内がパニックに陥る中、事態を収拾するためにまたしても救助隊が出動して…。

今回はメンバーのひとり・神野の過去がメインの話。なぜ彼が隊員として活動しているかが明かされます。なかなかヘビーな過去ですなぁ。読んでいてこれまた切なくなりました。あとは今回初出の五条の爺さんがひょうひょうとしてていいキャラです。再登場を期待。
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摩天楼ドール フェザー・クィーン
谷瑞恵・集英社コバルト文庫

前の話で”オルム”に居座ることとなってしまった”きよら”がいい人ぶりを発揮してしまい、事件に巻き込まれてしまうというお話。悠ときよらの微妙な関係も少し前進。悠の出生の秘密も思わせぶりにちらつき、結構満足です。前回の主役がきよらなら今回は悠の心の葛藤が描かれています。なんだか切ないな。悠の最後の行動はかっこよい。ああ、コバルトっていいなぁ。
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サイケデリック・レスキュー
一条理希・集英社スーパーファンタジー文庫

高校に入学したばかりの少年・恭平は、車にひかれそうになった男の子を救い出したことがきっかけで、謎の特殊救助隊にスカウトされる。その後、たまたまテロリストに占拠された病院に居合わせた恭平は、人質を解放するために奔走することとなるが…。

なんというか、もう、ひたすら”すごい”の一言。私があまりテロとかそういうのに明るくないせいかもしれませんが、妙にリアルなんです。死と背中合わせの緊張の連続。次に何が起きるんだろう、と一瞬たりとも目を離せないようなストーリー展開です。結構情け容赦なくて、読んでいて大変悲しくなってしまいましたが、それはそれで本を読む醍醐味かな。あれだけの展開でいたので最後をよんでほっとしました。
イラストレーターさんが大好きな杉崎ゆきるさんだったので一粒で二度おいしいお話でした。
12/15/01 ↑TOP
 』

摩天楼ドール
谷瑞恵・集英社コバルト文庫

谷さんの現代物。ヨーロッパ的な雰囲気が好きだったので現代物と聞いて少し躊躇してしまいましたが、機会があったのでチャレンジ。読んでよかった、という感想に尽きます。普段からキャラ萌え全開な頭の悪そうな読み方しかしていなさそうな私ですが(実際そうです(^^ゞ)、今回はキャラクターの心理描写に感動しています。”きよら”の心の葛藤が痛いほど伝わってきて、最後の最後まで目が離せませんでした。これはオススメです。
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新世界 鍵を開く少女と皇子の青玉石
本沢みなみ・集英社コバルト文庫

ファンタジーかなぁ、とか思っていたら、舞台はSFっぽいといえばSFだし。でも、やっぱりファンタジーかな。ルーイやライやらもかわいいのですが(注:男の子。年齢が年齢なのでまだ”かわいい”という評価しかでない)、やっぱりシキとカイがかっこよい。若くして国を牛耳る軍人(シキ)なんて、なんてツボな設定だ!そして、その友人の傭兵カイとのおたぬき会話がこれまたツボだ!この二人を追い続けるためにも先を読んでみたい。ついでにただひとりの女性将校であるローザもいい!
おとぎ話のような”新世界”関連の問題に巻き込まれることとなったルーイやライ。今後の彼らの成長ぶりが気になります。まだまだ若いし、大きくなったらきっとかっこいいやつらになるんだろうな。楽しみです。
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クリセニアン年代記  18.天の扉が開くとき
ひかわ令子・小学館キャンパス文庫

クリセニアン年代記の最終巻。途中で発行しているレーベルの消滅、など様々な困難を乗り越えてようやく終わりました。この物語は女性陣がたくましいから好きです。リュキア(ヒロイン?)はかわいいし、ナーザはきりっと凛々しい。とにかく、女性陣が強いんですよね。一番最初の絵付き登場人物だけでも24人いるという大河もの、やっぱり最後だからか「この人、誰だ?」っていうちょい役まで総出演で大円団でした。フェランは相も変わらず恥ずかしいことを惜しげもなくのたまっておられましたが、クリセニアンだし、まあ、いいかということで。最後に。フェラザードはきっと両親に似て激プリティーに違いない。
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姫君と婚約者3
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

最強キャラの登場です。外見と中身が全く一致しない我が道を行くシリス王子がアリィシアに求婚するというお話。他方で、いつもの通りアリィシアはガルディアと喧嘩をして婚約解消。婚約解消以外の行動は起こされへんのかっと思わず突っ込みたくなるワンパターンさ。これはこれでおもしろいけれども。なんやかんや言って究極の相思相愛状態ですねぇ。今回を一言で表すと、人の恋路を邪魔するやつは馬にけられて死んでしまえ、とでも言いましょうか。シリス王子がおもしろいやつだったので、再登場を期待しております。
ええと、最後の際し絵のガルディアがかっこよかったのでよしとします。やっぱ翼です…。
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姫君と婚約者24
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

。今回はアリィシアが姉の婚約者の片割れとともに過去に飛ばされちゃってあら大変、というお話です。テーマは略奪愛でしょうか?それにしても、ガルディアというのは女心が分からないやつだなぁ。そういうところを含めて、こいつはこいつでいい味だしていると思うのですが。
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姫君と婚約者
高遠砂夜・集英社コバルト文庫

スタンダードにコバルト文庫で有名な作品です。「奇姫」と呼ばれるアリィシアと偏屈人間嫌い魔術師ガルディアの物語。アリィシアははっきり言って気にくいませんが(前向きなところは好きです)、ガルディアがツボ。私は<→翼を持った人。今回の場合は翔翼人。他にも、天空のエスカフローネのバァンとか←>に弱いのです。これから先、アリィシアに振り回されそうでなんだかかわいそう。
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今夜ははマのつく大脱走!
喬林知・角川ビーンズ文庫

爆笑抱腹ハイテンションストーリー第三巻。いきなり異世界に召還されれて魔王になってしまったユーリ、今回は前魔王三兄弟の仲で一番ソリのあっていない長男グヴェンダルと逃避行をするハメになってしまいます。今回、どう見てもユーリより魔王らしい貫禄を持つグヴェンダルの隠された趣味が明らかに。この人ええ味だしてるなぁ。あみぐるみが趣味って、いいです。いつも通りブチ切れユーリの、時代劇口調啖呵がかっこいいです。あのシーンのユーリの言い分は現実世界でも常々話題になっていることです。思わず物語り中に同意してしまいました。
気のいいにーさん・コンラドッドの過去に対する伏線もちらりと見えて、最後もいつもの終わりとちょっと趣を異とし、次巻気になる一冊でした。
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今度はマのつく最終兵器!
喬林知・角川ビーンズ文庫

今回は伝説の魔剣”モルギフ”を求めての旅物語。魔王として「平和主義」を貫こうとするユーリの姿勢がかっこいいです。登場人物がおしなべて美形ばかりなのですが、その中でもいい人オーラをかもしだしている前魔王の次男で人間とのハーフのコンラッドがイチオシ。あんなお兄ちゃんほしいよ...ユーリの教育係ギュンターのこわれっぷりとそれに付き合わされたグヴェンダルの掛け合いがおもしろかったです。
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魔女の結婚  聖なる夢魔の郷
谷瑞恵・集英社コバルト文庫

運命の結婚相手を捜し求める巫女姫エレインとその師匠になってしまった冷血男マティアス、その他3名の珍道中を描いたストーリーです。今回はマティアスの過去がメイン。<→どうしてマティアスが強力な黒魔術師であるのか、←>という理由が明かされます。
この物語の醍醐味といえばマティアスと恋愛方面の知識が変に偏っているエレインとのかみ合わない会話でしょう。あとはマティアスの流し目がなんとも。猪突猛進少女エレインは読んでいておもしろいです。”守る”とか”守られる”もエレインにかかるとこんなお気楽なことになってしまうのか。彼女の考え方は常に前向きでいいですね。いつの間にかエレインの父親ごとき役目を背負ってしまったマティアス。二人が相思相愛になる日が来るのは……、まだ遠い。
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流血女神伝 砂の覇王5
須賀しのぶ・集英社コバルト文庫

ジェットコースターのごとき展開に読み終わったあとも興奮さめやらずです。舞台といいますか、土台の設定がしっかりしていますので読み応え有りです。主人公のカリエは肩書きを三つ持つことになりましたね。どれもこれもえらい肩書き…。そして、その肩書きに似合うようになろうと努力を始めるカリエがかっこいい。今回はコスプレ(毎回カリエがいろんなコスプレをすることになっている、らしい)がなくて残念ですが、次の巻は絶対に海賊コスプレがありそうなので今から船戸さんのイラストが楽しみです。
次の展開がめちゃくちゃ気になる話の引き方。次は2月(予)か。楽しみ。
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