2005年のお気に入り 適当に約10選

本棚目録 / 2004年度版

※順不同※



□ 『霧の日にはラノンが視える』 全4巻
     縞田理理 / ねぎしきょうこ(イラスト)/ ウィングス文庫

ウィングス文庫はいろいろと危険かも(注)……、という理由で回避してしまっていた作品なのですが、そんなの大間違いでおもしろかったです。ロンドンを舞台とした現代妖精譚のこの物語、登場人物がみんな魅力的でした。なによりも、女の子が素敵にかわいいというのは本当にすばらしいことですねっ!


 1巻 / 2巻 / 3巻 / 4巻


注:ウィングス文庫は非BLレーベルとのことですので、この認識は間違っています。


□ 『エネアドの3つの枝』 全3巻
     樹川さとみ /木々(イラスト)/ コバルト文庫

エネアドを舞台に繰り広げられる,3つのラブストーリー。
初恋の男の子に一矢報いてみたり、結婚相手の元に行く途中に恋に落ちたり、幼い頃の感情を殺して切ない思いになってみたり、とどれもこれもが素敵なラブストーリーでした。


 それでもあなたに恋をする / 女嫌いの修練士 / 最後の封印


□ 『聖者の異端書』
     内田響子 / 岩崎美奈子(イラスト)/ C-Novels Fantasia

読む人をかなり選ぶ作品だとは思うのですが、とてもおもしろかったので。

新人さんの作品ですが、今後この方がどういう物語を描かれるのか非常に気になります。




□ 『永遠は我が王のために ミゼリコルドの聖杖』
     高殿円 / 椋本夏夜(イラスト)/ ビーンズ文庫

高殿作品の中でも一番好きなマグダミリアの復刊加筆修正版。
成長物語、主従ラブ物語、幼なじみの切ない恋物語といろんな要素がぎゅーっと詰まった作品です。
もう少女向けでは出されないそうですが、スニーカーからの新たなる出発に大いに期待しております。


 王の星を戴冠せよ / 永遠は我が王のために


□ 『空ノ鐘の響く惑星で』
     渡瀬草一郎 / 岩崎美奈子(イラスト)/ 電撃文庫

去年に引き続き。空鐘もやっぱりとってもおもしろかったです。
クライマックスに向けていろいろと下準備も済んだようですので、今後が非常に楽しみ。
リセリナとウルクが幸せに終わるといいんだけどなぁ。
(ちなみに、私はリセリナ派)


 6巻 / 7巻 / 8巻 / 9巻


□ 『死が二人を分かつまで』
     前田栄 / ねぎしきょうこ(イラスト)/ ウィングス文庫

ヴァンパイアものですが、その割には暗い雰囲気に沈み込んでいないのはひとえにヒロインのミカエラのお陰でしょう。そんなわけで、ミカエラがとってもお気に入りのシリーズ、コミック版では小説とはまた違った物語が描かれるそうでそちらも楽しみです。



 1巻 / 2巻


□ 『伯爵と妖精』
     谷瑞恵 / 高星麻子(イラスト)/ コバルト文庫

正当派少女小説としてとっても楽しみなこのシリーズ。口説き伯爵と妖精博士の少女の攻防が非常にすばらしい。


 プロポーズはお手やわらかに / 恋人は幽霊
呪いのダイヤに愛を込めて /  取り換えられたプリンセス


□ 『運命は剣を差し出す』
     駒崎優 / ひたき(イラスト)/ C-Novels Fantasia

隊長もその他の面々もかっこよかったのですが、エルディルちゃんのラブリーさには誰も太刀打ちできないでしょう……。
新刊も予定されているとのことで、大変楽しみです。


□ 『アルスラーン戦記10 』
     田中芳樹 / 丹野忍(イラスト)/ カッパノベルズ

数年ぶりに出ましたね、のアル戦最新刊。
やっぱりなんやかんやいいながらこのシリーズは大好きです。
燃えます。



□ 『紅牙のルビーウルフ』
     淡路帆希 / 椎名優(イラスト)/ ファンタジア文庫

久しぶりに読んだ正当派なファンタジーのファンタジア文庫だなぁ、というかんじのルビーウルフ、新人さんの中ではかなりお気に入りの作品です。



□ まとめ

毎年毎年似たような面子が揃ってしまうのですが、それは個人の趣味の問題なので仕方なかろう、と。
これでもできるだけ違うのを入れてみようと一応の努力はしているのですが。

そんなこんなで、2005年度のお気に入りを10冊(シリーズ)ほど並べましたらこないな結果になりました。2006年もまた選ぶのに悩むほど楽しい時間をたくさん過ごせたらいいな、と思います。

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